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​白神 政史

タイトル  2018 光海2018-1353

                The sea of light 2018-1353

制作年   2018 

 

サイズ   S10(530mm x 530mm)

タイトル  光海2009-7095

                The sea of light 2009-7095

制作年   2009 

 

サイズ   S6 (410mm x 410mm) 

タイトル  光海2019-3292

                The sea of light 2019-3292

制作年   2019 

 

サイズ   S6 (410mm x 410mm) 

1975年 東京都生まれ。
1999年 明星大学大学院理工学研究科卒業。
2001年 デジタルハリウッドVFXクリエイター専攻卒業。
2009年 渡部さとるワークショップ2B 27期卒業。

[個展・グループ展]
2008年 個展「夏雲汐−南国の煌き−」(海老名)
2009年 カロフォトクラブ−日本の自然美−(下北沢)
2010年 workshop 2B 27期写真展(渋谷)
2011年 個展「光海」(銀座ニコンサロン)
2012年 個展「光海」(銀座ART FOR THOUGHT)
2012年 PHOTO LOUNGE Vol.2(渋谷)
2012年 再生の息吹展(六本木)
2012年 合縁奇縁展(六本木)
2013年 Christmas Photography Show(広尾)
2012年 フォトグラファーズ・サミット(横浜)
2012年 COMPILATION(原宿)
2013年 PHOTO FAIR EINSTEIN(新宿)
2013年 SINGAPORE ART BOOK FAIR(シンガポール)
2013年 アートフェア札幌(札幌)
2014年 New City Art Fair(ニューヨーク)
2014年 EINSTEIN STUDIO AT SHANGHAI(上海)
2014年 EINSTEIN STUDIO AT BANGKOK(バンコク)
2014年 New York Art Book Fair(ニューヨーク)
2014年 個展「写真立体」(世田谷美術館)
2015年 LA ART BOOK FAIR(ロサンジェルス)
2015年 個展「写真立体Vol.2」(アトリエそら豆)
2015年 個展「光海+写真立体」(ART FOR THOUGHT)
2017年 フォトグラファーの視点:光と瞬 vol.33(RVG)
2017年 アートオリンピア2017展
2017年 個展「境界面」(銀座ART FOR THOUGHT)
2017年 DISCOVER THE ONE JAPANESE ART展(パリ)
2018年 フォトグラファーの視点:光と瞬 vol.42(RVG)
2018年 個展「光海 Vol.3」(銀座 GALLERY b.TOKYO)
2019年 第17回NAU21世紀美術連立展(六本木国立新美術館)
2019年 感覚とは何か(札幌HOKUBU記念絵画館)
2019年 Artexpo New York(ニューヨーク・北井画廊)
2019年 Spectrum 2019(銀座・GALLERY ART POINT)
2020年 第18回NAU21世紀美術連立展(六本木国立新美術館)
2020年 SJAC 2020(New York・TENRI Gallery)

[作品収蔵]
2017年 FAN美術館
2017年 人間国宝美術館
2018年 HOKUBU記念絵画館

[受賞暦]
2017年 アートオリンピア入賞

・光海

幼い頃に市民球場のグラウンドに寝転がりながら、
光海に抱かれた夢のような時間を今でも鮮明に覚えている。

両親に連れられて訪れたのは、それが最初で最後だったと記憶して
いる。それでも毎年、夏が来るたびに、夢中になってベランダから遠く
小さくきらめく光海に向けて双眼鏡を覗き込んでいた。

そしていつの頃からだったか、カメラと三脚を携えて様々な光海を
巡る旅に出かけるようになっていった。

最初のうちは夢中になってレリーズしていたものの、いつしか何か違う
物足りなさを覚えるようになっていた-。


数ある写真表現のうち、超秒露光によって時間を凝縮させる行為ほど、
心を揺さぶるものはない。

静止しているものは、ただ静かに存在し、動体は、その形態を激しく
変容させる。鉄の塊は溶けた蝋の如くやわらかく歪み、掴めない光は
一瞬の存在を証明するかの如くに、その軌跡を克明に記録する。

露光間に人為的ブレを印可する行為によって静止体は相対的に
動体と化し、更に次元拘束型のブレを動体に対し印可すると、
人間の知覚を超越した複合変容体となって具現化する。

時には太古の針葉樹の如くに鬱蒼と生い茂り、羊水に浮かぶ胎児の
鼓動を海馬のシナプスと重ね合わせ、光海をさまよう流星の如くに、
深海を漂う水母となる。

とめどもなく紡ぎ出される巨視と微視との混交によって、
いつしか観るものに生命の営みについて静かに問い掛けてくる。

問い合わせ

E-mali : artlinks.yk★gmail.com又は、お問い合わせフォームからお問い合わせください。
「★を@に変えて送信してください」

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